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氏名 | 北澤 耕司 | 役職 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 学歴 | 京都府立医科大学 平成16年卒 | 専門 | |||||
| 学会 資格 |
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氏名 | 中川 紘子 | 役職 | ||||
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| 学歴 | 京都府立医科大学 平成17年卒 | 専門 | |||||
| 学会 資格 |
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当院では、一般的な眼科疾患(結膜炎などの前眼部疾患、白内障、緑内障、眼底疾患、眼瞼疾患、涙道疾患など)の診療を行っています。また、他科との連携のもと、全身疾患によって生じる眼疾患(糖尿病網膜症など)についても、積極的に診療しています。
外来診療は太子道診療所で月、水、木、金、土曜日の午前中に行っています。最近は、外来患者様が徐々に増え、1日に40~50人ほどの患者様の診 療にあたっています。ひとりで診療を行っていますので、待ち時間が長い場合もあるのですが、一人ひとり、症状に真摯に耳を傾け、丁寧に診察を行うととも に、できる限り待ち時間が少なくなるよう心がけています。年配の患者様も多いですが、特に耳が聞こえづらい患者様に対しても、診療の内容や、処方などにつ いて、ゆっくりとわかりやすく説明するよう、医師、看護師、視能訓練士ともに努力しています。
当院で行っている手術は、主に白内障手術です。白内障手術の件数は、週に6~7件、年間にすると約300件ほどです。白内障は長い年月をかけて徐々 にしか進行しないため、自分で気づいていない患者様も多いですが、白内障手術をすると大幅に視力が改善し、今までの白内障のつよさに初めて気づくというこ ともあります。数十年前の白内障手術は侵襲が大きく、時間もかかり、入院も1週間程度必要だったのですが、近年の手術は、技術や手術機械の向上により、侵 襲が少なく、ほとんど痛みを感じることのない15分程度の手術となっています。手術後は、翌日から視力が回復し、「見えるようになった」と実感できます。 術後の診察では、「かすみがとれてはっきり見える」「白い壁が真っ白に見える」、「色が鮮明に見える」という嬉しい言葉や、中には、「若返った」「気力が でてきた」などと言ってくださる患者様もおられます。見え方以上に、「手術が痛くなかった」という感想も多く、これまで手術が怖くて躊躇していた方に白内 障手術をすると、「こんなに楽にできるなら、はやくやっとけばよかった」と口をそろえて言っていただきます。白内障手術は、眼科の手術の中でも満足度が非 常に高い手術のうちのひとつといえます。
当院での白内障手術は、片眼につき2泊3日の入院で行っています。手術前日に入院していただき、次の日に手術を行います。手術後は片眼に眼帯をし ていただき、翌日の朝の診察で眼帯を取って帰宅できます。日帰りの手術をされる医院も多いと思いますが、術後に眼帯をして片眼になると、立体感や距離感が なくなり、自宅で転んだり、眼をうったりすることがありますので、安全のため、当院では入院していただいた上で手術を行います。
白内障手術での切開創は3mm弱の小切開であり、出血量はごく少量ですので、抗凝固剤を内服している方でも、内服薬を続行したまま手術を迎えるこ とができます。小切開のため、切開創の離開がおこりにくく、術後乱視も少なくなっています。白内障手術では、水晶体の濁りをとり、眼内レンズを挿入するの ですが、小切開創からの眼内レンズ挿入の方法として、眼内レンズを丸めてインジェクターといわれる筒状のものに充填し、創や眼表面に触れることなく眼内レ ンズを眼内に挿入するという方法を採用していますが、これにより感染症のリスクもぐんと減り、より安全な手術となっています。
眼内レンズは、コンタクトレンズと同じようなもので、レンズの度数を調整することにより、遠視や近視を矯正することもできます。手術前に遠視があ る方や、近視が強い方では、白内障手術をすると、裸眼で見える距離の幅が大きくなり、1日のうちで眼鏡をかける時間が大幅に減ります。遠視や近視が強い方 での白内障手術は、QOV(Quality of vision)を大きく上げる、よりメリットの大きな手術といえます。
近年の白内障手術のトピックスとしては、トーリック(乱視用)眼内レンズがあります。これはここ2~3年で開発されてきているのですが、術後乱視を 少なくするために非常に有用です。従来の白内障手術では、単に濁った水晶体の中身を削って吸引し、単焦点の眼内レンズを挿入する、というもので、乱視はそ のまま残るため、術前の角膜乱視が強い方では、手術後も常に乱視矯正の眼鏡をかけなければ見えにくいという方が大半でした。しかし、この乱視用眼内レンズ は、ちょうど、乱視度数が入った眼鏡や、トーリック(乱視用)ハードコンタクトレンズ、トーリック(乱視用)ソフトコンタクトレンズのように、レンズに乱 視度数を付加することによって、術後の乱視度数を少なくすることができます。当院でも、手術前に角膜乱視が強いことがわかっている患者様には術後の乱視を 極力少なくするために、トーリック眼内レンズを入れています。手術前に眼にマーキングをする必要がある、乱視軸の調整のために手術時間が1~2分延長する ということはありますが、術後の裸眼視力が従来の手術よりも改善することは明らかであり、今後はさらに普及していくものと考えています。
当院では、外来患者様の増加に伴って、白内障手術の申し込みをされる患者様も増え、現在は、新しく白内障手術を申し込む方の手術は4~6ヶ月待ち になっています。手術までの期間が多少長くはなっていますが、従来に比べて手術侵襲が少なく、QOVの大きな改善が見込まれることを考えると、非常に優れ た手術ですので、はやめの受診をおすすめしています。