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京都民医連中央病院報

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病院報 2012年新春号 Vol.34

新年のご挨拶

京都民医連中央病院
院長 吉中 丈志

あけましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました。昨年10月1日に念願の西館(地域医療棟)が稼動し始めました。患者さまに無事移動していただくことができたことを、すべての方々に感謝します。

京都民医連中央病院は1987年3月1日に205床でスタートしました。京都民医連の総力を挙げて開設されたものです。1998年9月1日に上京病院と右京病院から病床を移動させて300床となり、臨床研修病院の認可を受けました。今回、京都保健会内の病床移動によって昨年10月1日に411床の病院となりました。

上京病院、右京病院、吉祥院病院は、創立当初には帆船(小規模病院)でした。その後装備を備えて機帆船(小ないし中規模病院)となり、乗組員も増え地域医療という内航海運で活躍してきました。今回、西館(地域医療棟)の完成により、新京都民医連中央病院という外洋船(大規模病院)に装備をグレードアップすることができました。上京病院、吉祥院病院、京都民医連中央病院の流れが京都市内で一つになった事業であり、みなさんの協力と尽力の結晶です。

新しい京都民医連中央病院は決して大きくはありませんが、乗り組んでいる私たちは大きな志を抱いています。病院理念(安全安心の医療・患者様本位の医療・地域に開かれた医療)を掲げ、患者さまを治し地域の人たちの健康を向上させることを、私たちは使命としています。これは民医連綱領の精神です。外洋に打って出ることが役割ですが、同時に連携の力も借りて地域医療にも貢献しなければならないと考えています。

 

私たちは次のような進路をとって進みます。これは西館(地域医療棟)開設の意義でもあります。

1.京都市西北部の急性期・教育病院として質の高い医療を提供します。安全で無駄がなく、早く治る医療を行い、在宅までの切れ目のないケアをめざします。西館(地域医療棟)には、顔の見える連携と信頼を広げて地域医療のレベルアップに貢献する役割があります。

2.京都保健会は2011年4月から公益社団法人になりました。公的な役割が重要になります。5疾病5事業など地域医療に応えていけるよう医療活動を強めます。

  1. 困ったときに頼れる救急医療
  2. 心筋梗塞、脳卒中など重症に対する集中治療
  3. 内視鏡治療、手術、化学療法、放射線治療、緩和ケアなど総合的ながん医療。
  4. 安心できるお産、小児や女性のニーズに応える医療。
  5. 高齢や障害に対する切れ目のないリハビリテーション
  6. 開業医などとのネットワークによる糖尿病、腎臓病、心の健康などの慢性医療。

西館(地域医療棟)には緩和ケアやリハビリテーションなど質の高い慢性期医療を提供する役割があります。船は出港したばかりです。安定した航行にすることが目下の課題です。注意深く進んでいきましょう。職員一同力を合わせてすすみます。皆さまも今年もよろしくお願いします。


 

「白馬」
photo 西田 修
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